12月3日AI革命と働き方改革第3回フォーラム「ドイツA革命と政労使の課題」を開催しました。

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先日、12月3日(火)13:30より、AI革命と働き方改革第3回フォーラム「ドイツAI革命と政労使の課題」(於;霞が関ナレッジスクエア)を開催し、フォーラム世話人の呼びかけにより、一般、NPO市民団体、労働組合、記者クラブ等約40名の参加がありました。

最初に司会の高木雄郷さん(経営民主ネットワーク事務局長)と、次に河口博行代表世話人より開会のあいさつがありました。今日の講演の内容を受けて、また皆さんと議論し合いながら、職場や地域に持ち帰って生かしていけるようにしていきたい旨のお話がありました。

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基調講演では「ドイツAI革命と政労使の課題」というテーマで、在日ドイツ連邦共和国大使館参事官の労働・社会担当のマルティン・ポールさんにお話いただきました。(通訳;石川桂子さん)はじめにドイツ「労働4.0」とはどのようなものなのか、「ドイツ対話プロセス及び労働の未来に関する白書」を用いてご説明がありました。内容については、「対話のプロセス」としてまして、労働1.0から4.0になるまでの発展や、デジタル時代におけるディー戦とワーク(良質な働き方)とは何かが記載されているホワイト・ペーパー(白書)についてのお話がありました。「傾向と原動力」については、サイバーフィジカルシステムの事例や、雇用予測では、デジタル化が及ぼす影響は全体では僅かなものであるが、構造的変化には加速が見られることの説明や、デジタル移行の時の中でのディーセント・ワークの鍵となるポイントについてお話がありました。「白書の課題と解決策」については次の7つに分けてお話がありました。
〔雇用と資格〕〔労働時間〕〔サービス部門での労働条件を改善する〕〔労働安全衛生〕〔従業員データ保護〕〔共同決定と参加〕〔社会福祉国家とデジタル化〕
最後に「仕事を新しくイメージする」ことについては、どのようなリスクや影響を及ぼすのか、また、政府の観点、これからの仕事の見直しについてお話いただきました。

質疑応答では、「労働4.0における”新たな社会的妥協”とはなにか」「ドイツの政府全体としてのデジタライゼーションの役割におけるポジションはどんなものか」「労働1.0における初の労働者組織(First workers’organisations)ができる前はなんだったのか」「AIが小説や音楽を作った時に著作はどうなるのか」などの質問があり、様々な議論が交わされました。デジタル化が進む中で、リスクマネージメントを考えることや、働きやすい環境を見据えながら、どのようにすればより良の高い仕事を目指した組織づくりや活動ができるか考える時間になったと思います。

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